もともとは私の父親が池袋で歯科医院を開業しており、82歳まで現役で治療をしていました。その後半はデンチャー治療、つまり義歯による治療が中心でしたが、その父親の背中を見ながら育ちました。
大学時代は義歯に替わるものとしてインプラントに関心を持っていたのですが、当時は大学でもまだインプラントのカリキュラムがなくて、海外に行かなければ学ぶことができませんでした。
私はいち早く、インプラントの治療法を身につけたいという思いから、スゥエーデンとアメリカの大学(UCLA)に留学し、治療法を修得して帰国、実際にインプラント治療を始めたのは20年前になります。
その頃はインプラントという言葉を初めて聞く方も多く、まず、皆さんに知ってもらうことが先決とばかりに、地元のタウン誌にインプラントの記事を掲載するなど周知徹底に務めました。今とは隔世の感があります。