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中村院長のセミナーに参加

九州インプラントセンター(熊本市中央区)の中村社綱院長の「GBRテクニックについて」のセミナーに参加してきました。

 

中村先生とは20年来のお付き合いで私のインプラントの師匠であり、尊敬してやまないドクターです。先生のセミナーには毎回、欠かさず参加しており、今年は5月からすでに5回を数えています

 

「インプラント治療における正確で低侵襲な治療は安心・安全な治療を提供するうえで非常に重要なポイント」とおっしゃる中村先生の教えは毎回、新しい発見があり、私にとって得るものが大きなセミナーです。

 

インプラントの講習会を開催

9月に少人数制(5〜6名)によるインプラント治療の講習会を開催しました。受講者はインプラント治療をすでにされているドクターから、これから新たに診療科目に加えたいという方まで幅広く集まり、それぞれのドクターの熱気が伝わってきました。

 

とくに難症例についてはスキルと経験が必要であることから、対応が難しいという声が多くありました。そうした治療の難しい患者さまも含めて今後、インプラント治療の充実を図っていきたいというドクターに対して、当院としても協力を惜しまないということをお伝えしました。当院との連携なども含めた形で新たな展開がありそうです。

 

こうした講習会はインプラント治療が急激に普及していくなかで、経験や技術が不十分なままインプラント治療を始めてしまうドクターも少なくなく、失敗に及ぶケースもあることから、メーカーともにインプラント治療のスキルをアップ図っていくという意味も込めて、今後も定期的に開催していく予定です。

 

超高齢化社会を見据えて(インプラントと義歯)

当院では骨造成が必要な患者さまをはじめ、治療が難しく他院で断られたケースについても前向きに取り組んできておりますが、そのためか、患者さまのご紹介も非常に増えており、20年間の蓄積の成果が徐々に浸透してきていることを実感します。

 

患者さまによっては義歯を希望される方もいらっしゃいますので、義歯も含めた形で患者さまの希望に即した治療を展開しております

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実際に開業した当時は義歯の患者さまとインプラントの患者さまとが半々でした。

 

私が大学でインプラントについて学んだ当時は、歯がなくなったところに再建するのだから、義歯の治療をマスターしなければインプラントについても治療できないという考え方があり、義歯の勉強が義務づけられていました。今ではそのようなこともなくなり、義歯の勉強はしなくてもよくなりましたが、そうなるとインプラント治療はできても、総義歯は作れないというドクターが増えていることも事実です。

 

私は患者さまの適応に応じてインプラント治療のほか総義歯、あるいはインプラントを2本埋入してそこに義歯を装着する組み合わせ治療など使い分けをすることでできるだけ患者さまの要望に応えていきたいと考えています。

 

これからの超高齢社会を見据えて義歯だけでも限界がありますし、インプラントだけでも対応できない場合があるのでインプラントと義歯、さらにはこの二つを組み合わせた治療と柔軟な対応によって、年齢を重ねても健康で楽しく、充実した人生を過ごしていただきたいと思っています。

 

ここ20年のインプラントの進歩について

50年前にスゥエーデンでインプラント治療が始まって以来、日進月歩で改善改良を重ねられ、インプラント治療は大きな進歩を遂げています。

 

日本では20年前くらいから本格的な治療がスタートしています。当時のインプラントが骨につくのに6ヶ月ほど要していましたが、今では最短で2ヶ月ほどで上部構造が装着できるまでにスピードアップされています。 さらには骨の少ない方には骨造成を行うなど難治症例についての治療法も確立されるなどさまざまな手法が編み出されるに至っています。

 

いかに患者さまの負担を軽減するかということも大きな課題であり、できるだけ切らず、出血も少ない低侵襲のインプラント治療が主流となりつつありますが、当院でも低侵襲治療については開業当初からの課題として捉え、そのためのテクニックはもとより、最新の機器を導入することにより実現を図っています。

 

今ではインプラントはしっかり噛めることは当たり前であり、それだけではなく、いかに美しいインプラント治療が可能であるかということに主眼がおかれるようになってきました。 当院でも10年ほど前から前歯部審美インプラントということで取り組んできており、審美治療をプラスした究極のインプラント治療として患者さまからもご満足をいただいております。

私がインプラント治療に取り組んだきっかけ

もともとは私の父親が池袋で歯科医院を開業しており、82歳まで現役で治療をしていました。その後半はデンチャー治療、つまり義歯による治療が中心でしたが、その父親の背中を見ながら育ちました。

 

大学時代は義歯に替わるものとしてインプラントに関心を持っていたのですが、当時は大学でもまだインプラントのカリキュラムがなくて、海外に行かなければ学ぶことができませんでした。

私はいち早く、インプラントの治療法を身につけたいという思いから、スゥエーデンとアメリカの大学(UCLA)に留学し、治療法を修得して帰国、実際にインプラント治療を始めたのは20年前になります。

 

その頃はインプラントという言葉を初めて聞く方も多く、まず、皆さんに知ってもらうことが先決とばかりに、地元のタウン誌にインプラントの記事を掲載するなど周知徹底に務めました。今とは隔世の感があります。

ドーソンアカデミーに参加しました。

4月27日~29日の三日間、The Dawson Academy Japan(ドーソンアカデミー)に参加しました。

アメリカから講師の先生を招いての勉強会です。

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インプラント治療や矯正治療をはじめ、全ての歯科治療の基礎になる咬合と咀嚼システムについの勉強会です。

 

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的確な診断から引き出される完成度の高い治療計画など、既に当医院でも行っておりますが、今回学んだことを応用してより精度を高めていきます。

インプラント専用のオペ室が完成

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2014年初めに院内のリニューアルが完成し、インプラント専用の個室を新たに設けました。
オペライトを完備したオペ室仕様となっており、マイクロスコープをはじめ、ピエゾサージェリー、アーウインアドベール(レーザー治療器)といった先進の機材を揃え、インプラント治療の充実を図っております。
インプラント手術に際しての事前のご説明も同室で行えるので、より快適でスムーズな治療の流れが可能となっております。

大事なインプラントの審美性

インプラントは失った歯を取り戻すかたちで植立しますが、前歯をインプラントにする場合、見た目の審美性が大変重要になります.

インプラント植立後、かぶせ物になる前歯をまわりの歯に調和させて、自然なかたちで美しさを発揮できることを追求します。

審美歯科材料の進歩やテクニックの変化もめざましいものがあり、この分野は私も常に研究し、最新のものを皆さんに提供できるようにしています。

この分野で注目されている土屋先生の審美ベーシックコースを昨年受講し、今年は審美アドバンスコースを受講しました。

審美インプラントは私どもの医院で特に力を入れている分野です。

審美インプラントの症例はこちら ===>  http://www.drimplant.com/implant/implant_k.html

ピエゾサージェリーをご存じですか?

ピエゾサージェリーは患者さんに負担をかけない低侵襲の治療に用いる治療器です。

これは超音波振動を利用して骨などの硬組織を切ることが出来ますが、歯肉や神経といった軟組織を出来るだけ傷つけずに治療できます。

 

先日、ピエゾサージェリーの開発者が出席した勉強会に参加しました。

 

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当院ではインプラント治療や歯周病治療などの外科的処置に幅広く使っており、ピエゾサージェリーは当院が進める低侵襲治療(ダメージの少ない治療)の一翼を担っています。

低侵襲治療が当院のポリシーです。

低侵襲という言葉が医療で出てきますが、これは手術などで出来るだけ痛みや出血、発熱を少なくする医療を指します。

今までは外科でお腹から切って治療していたものを、内視鏡によって小さな傷口だけで治療することもこれにあたります。

当院ではインプラント治療を数多く行っていますが、患者様の負担を出来るだけ軽くするため、低侵襲治療をポリシーとしています。

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導入している医療器具にもこのポリシーを反映しており、マイクロスコープを通して治療することで傷口を最小限に抑えたり、アーウィンアドベールという水と併用するレーザー治療器により、通常であれば麻酔を必要としない治療(注射をしない治療)が可能で、切開を行う場合でも熱の発生を抑え痛みの非常に少ない治療が行えます。