- 審美インプラント
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- 治療の流れ
- 痛くない静脈内鎮静法
- 純チタンインプラント
- 安全な手術法について
- 治療実績・10年保証
- インプラントの費用
- 高齢化社会への対応
- インプラントの役割
- 治療の種類
- インプラントの構造
- メリット・デメリット
- 長持ちさせるには
- インプラントQ&A
- インプラントの歴史
インプラントについて
インプラントとは
インプラントとは、天然歯根の代わりとなる人工歯根のことで、外科手術により顎の骨に埋め込みます。埋め込まれたインプラントは、平均6~12週間の治癒期間を経て骨としっかり結合します。
私たちは年齢を重ねるにつれ、虫歯や歯周病などで歯を失ってしまうことがあります。奥歯を数本失うより、前歯を1本失う方が心理的につらいかもしれません。
たった1本の歯を失うだけでも、お口の中の機能や審美性が損なわれ、食事や外見に不都合を感じるようになってしまいます。歯を失うということは、歯冠だけでなく噛む力を支える歯根まで失っているということなのです。歯を失った方は、できるだけ簡単で目立たない方法で失った部分を修復したいと考えますが、その願いをかなえるのがインプラント治療です。
インプラントはスウェーデンやスイスで開発されました。40年以上の歴史があり、そのなかで日本製や韓国製のインプラントが開発されたという経緯があります。ヨーロッパが認めているものがすべてというわけではありませんが、やはりその方が多く用いられていると思います。
いろいろなインプラントがあるなか、4,000本以上のインプラントを患者様に埋入してきましたが、少なくとも20年はインプラントを見てこないと精巧性や成功率はわからないと思います。
ちなみに私自身、純チタン製の『ブローネマルクインプラント』を入れて21年経っておりますが、まったく問題なく機能していることを考慮し、当クリニックでは純チタン製のインプラントにこだわって治療しています。
インプラントには大きく分けて合金製のものと純チタン製のものがあります。合金製のものは低価格であり、主要国である日本やアメリカでは多用されていますが、ヨーロッパではそれは認められておらず、『グレード4』という純チタン98%以上のものが使用されています。体にアレルギー起きにくく、歴史的にも文献が多いインプラントです。
当クリニックではそこにこだわって使用していますが、骨と結合しやすい表面性状のものなど、新しく開発されたものや今後開発されるインプラントについても検証する必要があると考えています。
ただ、すぐにテストするということではなく、やはり何年か臨床経過を見たり、大学病院や勉強会を通して結果を見てから使う必要があると考えています。ちなみに当クリニックでは10年保証を設けていますが、歴史が1~2年のインプラントで10年保証をするということに、私は疑問を感じます。
やはりそれなりの歴史や臨床データのある信頼できるインプラントを使用することが大切です。
インプラントをご検討の方へ
インプラントの絶対本数は、各患者様の残っている歯の本数によって違います。インプラント治療をする際には、80歳までお口が健全な状態できちんと噛めることを前提に行います。そこに大きな要因として咬合などが含まれます。つまり、インプラントだけではなく総合的な診療をしている医院で診療してもらわないと、インプラントを長期間問題なく使っていただくことは困難であると考えられるのです。
当クリニックではインプラントの埋入、上部構造の取り付け、メンテナンスにいたるまで、最初から最後まで私1人で行っています。自分の目で見て確認し、検証することによって、インプラントの種類や上部構造の素材などについて各患者様に適応するか否かを見極めることができるのです。メンテナンス後も、咬合などを含めて必ず私自身がチェックさせていただき、経過の観察を怠らないようにしています。
当クリニックのインプラントの特徴
私自身にもインプラントが埋入されていますが、25年以上経っても崩壊や腐食はありません。品質の保証があるインプラントを選ぶということはとても大切です。
当クリニックではインプラント治療を行うにあたり、より安全・確実に行うために歯科用CTを導入しています。痛みや診療ミスなくインプラントを入れ、1本1本がきちんと骨と結合するよう、診療前にはCT撮影の他いろいろな検査を行います。そして術後にも必ずCT撮影を行います。インプラント治療における大きな事故が起こるとすれば、ほとんどが術後です。術前にCT撮影を行っても術後にCT撮影が行えなければほとんど意味がありません。術前術後でどのように変わっているのかという部分を患者様に示すことが大切なのです。術後の見通しなども術前にすべて説明してから治療に入ることが大前提となっています。
また、当クリニックでは無痛治療を行っていますが、そのなかで骨補填などの難しい手術を多く行っています。そこで大切なのが術後いかに腫れないようにするのということです。ステロイドを使って腫れを予防する方法があり、それを希望される方は腫れを最小限に抑えることができます。また、抗生物質を前日から投与することにより、できるだけ腫れを少なくするということも心がけています。術後の痛みについても、たとえば3日間痛む見通しであれば痛みであれば、日によって変わる痛みの変化や対処方法を事前に説明させていただき、患者様に不安が一切出ないようにしています。さらに難症例の手術を行った場合は、その日のうちに患者様にお電話を差し上げて、問題がないかどうか確認させていただきます。患者様に配慮することによって、患者様ご自身も私自身も心配しなくて済むようにしています。